堀ノ内クリニック

コラム

花粉症Q&A2018年2月

 今年も花粉症のシーズンがやってきました。今年の花粉飛散予測では、関東甲信では花粉の飛散量は昨年よりも多く、ピークは3月上旬から4月上旬にかけての見込みだということです。花粉症の方は例年増えてきており、この時期は多くの方が花粉症の治療を行っています。

花粉症ってどんな病気?
アレルギー反応によって生じる「アレルギー性鼻炎」のうち、花粉が原因となって起こる季節性のものがいわゆる花粉症です。もっとも頻度が高いものが、1~4月のスギ花粉、5~6月のヒノキ花粉ですが、夏や秋の花粉症もあります。
症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、流涙が多く、その他にも頭痛や体のかゆみが生じることもあります。もともと喘息などのアレルギー疾患を持っている方の場合は、症状を誘発・悪化させることもあります。
花粉症はどうやって診断するの?
発症する時期や症状に加えて、血液検査でアレルギー検査を行うことによって診断できます。医療機関によっては皮膚検査や誘発検査を行うこともあります。鼻水やくしゃみが出ていても通常のかぜや通年性のアレルギーと見分けがつかないこともありますので、はっきりしない場合には医療機関を受診するようにしましょう。
子どもでも花粉症になるの?高齢になってから花粉症を発症することはあるの?
若い世代ほど花粉症になることが多く、子どもの花粉症も増えてきています。統計では5~9歳の約14%、10~19歳の約31%が花粉症を発症しているとのことで、かなりの頻度となっています。子どもは花粉症の症状をはっきり伝えられないことも多いため、この時期の鼻水や鼻づまりの症状に注意しましょう。
逆に、高齢になるほど花粉症の症状が軽くなることは多いようです。しかし、中には若いころは何ともなかったのに、年齢を重ねてから花粉症が発症するということもあります。
花粉症の治療薬にはどんなものがあるの?
花粉症の治療は、おもに薬物療法と減感作療法があります。
薬物療法では、内服薬、点眼薬、点鼻薬などが使われます。内服薬はアレルギーを抑えるヒスタミンH1受容体拮抗薬が主体で、さまざまなタイプのものがあります。また、鼻づまりの症状が強い場合にはロイコトリエン受容体拮抗薬を組み合わせて処方することもあります。アレルギーの薬は副作用で眠気が出ることが多いのですが、中には眠気が出にくいものもあります。ご自身の体質や症状に合わせた薬を使用できるよう、担当医とよく相談しましょう。
いっぽう、減感作療法は花粉症を治すための治療で、アレルギー専門医療機関などで受けることができます。

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