コラム
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年末年始にアルコールを摂取する機会が増えた方も多いことと思います。持病などで医師から飲酒を制限するように言われている方はもちろんですが、持病がない方であってもアルコールはほどほどにして節度ある飲酒量にすることが必要です。では、アルコールの一般的な適量とはどのくらいでしょうか?
厚生労働省は、健康な方の節度ある適度な飲酒量を純アルコール量として1日平均20g以下に定めています。純アルコール20gは以下の量に該当します。
ただし、女性は代謝の関係からアルコールの害が出やすいため、この約半量(10g)にします。また、飲酒後、顔が赤くなる人や65歳以上の高齢者もこれより少なくします。また、アルコール依存症者や持病などで医師から飲酒を禁止されている方、入浴前や運動前、妊娠・授乳中の方は、飲酒してはいけません。
男性で1日平均40g以上、女性で20g以上の飲酒は生活習慣病のリスクを高めると言われています。また、普段は飲酒しなくても飲み会などの機会に大量に飲酒する場合も注意が必要です。1日60g以上の飲酒を多量飲酒といい、急性アルコール中毒の原因になります。
では、アルコールが原因となる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。頻度の多い疾患としては以下のようなものが考えられます。
これ以外にもアルコールはさまざまながんや臓器の炎症を引き起こす原因になります。アルコールは適量を守って上手に付き合っていきましょう。