当院の医師が日々診療で感じたこと、お伝えしたいことを書き綴っています。
寒くなり、忘年会や新年会で飲食の機会が増えるこの時期にかかりやすいのが、感染性胃腸炎です。今年も小児を中心に流行が見られています。感染性胃腸炎は、細菌またはウィルスが感染することにより嘔吐や下痢をきたすもので、いわゆるお腹のかぜです。冬季にはとくにノロウィルスによる胃腸炎が多くなります。
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かぜがなかなか治らなくて、咳が長引いている。薬を飲んでいるのに、ちっともよくならない…。数週間から1か月以上も咳が長引いている場合、ただのかぜではなく他の原因が隠れているかもしれません。では、どのような原因が考えられるのでしょうか?
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健診でコレステロールが高いと指摘されることがありますが、お薬の治療を受けた方がいいのか分からずに悩まれる方も多いようです。どのような場合に治療を考えた方がいいのでしょうか?
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高齢化社会になり、高齢者の認知症が増加してきています。平成25年には認知症と診断された方は約38万人で高齢者の約7人に1人でしたが、約10年後の平成37年には認知症患者が約60万人に増え、高齢者の5人に1人が認知症になると予想されています。だれもが認知症になったり、認知症の家族を抱えていたりするような時代が来ようとしています。
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平成28年10月よりB型肝炎予防接種が定期接種となりました。B型肝炎は以前から乳幼児期に予防接種を受けることが望ましいとされてきましたが、今回定期接種となったことで、今年度生まれ以降のすべてのお子さんが予防接種を受けることができるようになりました。
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台風シーズンのこの時期、外来では喘息(ぜんそく)の症状が悪化する方が増えてきています。
もともと喘息と診断されていて普段から予防の治療を行っている方はもちろんのこと、今まで喘息と診断されたことのない方でもかぜをきっかけにぜんそく症状が出たり、咳が長引いてしまうことが多くみられています。
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「高血圧の薬を一回飲み始めると、一生飲まなければいけないんですよね?」
高血圧症と診断された方に薬の治療をすすめると、このように言われることがよくあります。高血圧の薬は、一度飲みだしたら一生やめられないと思っている方が多いようです。その結果、血圧の薬はなるべく飲まずに様子を見たいと治療を先延ばしにしてしまい、血圧が高いままになってしまうのです。
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暑い日が続いていますが、暑いからといってスポーツドリンクや炭酸飲料などの清涼飲料水を飲みすぎていないでしょうか?
実はスポーツドリンクや炭酸飲料などには多くの糖分が含まれており、飲みすぎには注意が必要です。特にスポーツドリンクは体にいいというイメージがあるため、熱中症予防にと普段から飲むことで糖尿病を発症または悪化させてしまうことが多いのです。
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胃がん検診などで、ピロリ菌感染症の疑いがあると言われたことはありませんか?最近ピロリ菌のことを耳にすることが増えましたが、ピロリ菌って何でしょうか?
ピロリ菌は、胃の粘膜に感染する菌で、胃炎、胃潰瘍や胃がんなどの原因になることが分かっています。多くの場合は子供のころに井戸の水を飲むことで感染し、そのまま気づかずに長年感染することで、将来的にさまざまな病気を引き起こすリスクが高くなってきます。
ピロリ菌感染が診断された場合、除菌治療を行うことで将来的な胃がんなどのリスクを減らすことができるのです。
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