コラム
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当院の外来に来られる患者さんで多いのは、やはり「かぜ」の方です。かぜをひいたらどんな治療をしたらいいのか、生活でどんなことに気をつければいいのか、外来で多く寄せられる質問を集めました。
 かぜを治すためには、からだをしっかりと休めて免疫力を高めていくことが大切です。かぜに伴う発熱やのどの痛み、咳、鼻水などの症状は、いずれも体の免疫がウィルスや細菌と戦っているサインです。かぜの症状を感じた場合は、まずはしっかりと休みましょう。寒気を感じる場合は、からだを温かくしましょう。反対に熱っぽく感じる場合は、薄着にして熱を発散させましょう。発熱に伴って水分が失われますので、しっかりと水分補給をしましょう。食欲がなければ無理に食べる必要はありませんが、食事がとれるようなら、なるべく消化の良いものにしましょう。
かぜを治すためには、からだをしっかりと休めて免疫力を高めていくことが大切です。かぜに伴う発熱やのどの痛み、咳、鼻水などの症状は、いずれも体の免疫がウィルスや細菌と戦っているサインです。かぜの症状を感じた場合は、まずはしっかりと休みましょう。寒気を感じる場合は、からだを温かくしましょう。反対に熱っぽく感じる場合は、薄着にして熱を発散させましょう。発熱に伴って水分が失われますので、しっかりと水分補給をしましょう。食欲がなければ無理に食べる必要はありませんが、食事がとれるようなら、なるべく消化の良いものにしましょう。 かぜの原因は、多くはウィルスの感染症によるものです。ウィルス感染症に対して抗生剤は効果がなく、抗生剤を飲んだからと言ってかぜを早く治すことはできません。そればかりか腸内細菌のバランスを壊したり、耐性菌の原因となったりして余計に病状を悪化させることもあります。
かぜの原因は、多くはウィルスの感染症によるものです。ウィルス感染症に対して抗生剤は効果がなく、抗生剤を飲んだからと言ってかぜを早く治すことはできません。そればかりか腸内細菌のバランスを壊したり、耐性菌の原因となったりして余計に病状を悪化させることもあります。 いわゆる「かぜを治す注射や点滴」というようなものはありません。吐き気があり水分がとれない場合や、下痢が続いている場合に点滴をすることがありますが、主に脱水の改善のために使われるものであって、直接かぜを治すものではありません。
いわゆる「かぜを治す注射や点滴」というようなものはありません。吐き気があり水分がとれない場合や、下痢が続いている場合に点滴をすることがありますが、主に脱水の改善のために使われるものであって、直接かぜを治すものではありません。 かぜで熱が出るのは、からだが免疫力を高めてウィルスや細菌と戦うためです。むやみに解熱剤で熱を下げることは、免疫力を弱めることにつながります。病状にもよりますが、一般的に37~38℃までの熱の場合は、解熱剤は使わずに水分や栄養を十分にとって休むようにした方がいいでしょう。ただし、38~39℃以上の高熱の場合は体力の消耗を防ぐために、解熱剤を処方することがあります。
かぜで熱が出るのは、からだが免疫力を高めてウィルスや細菌と戦うためです。むやみに解熱剤で熱を下げることは、免疫力を弱めることにつながります。病状にもよりますが、一般的に37~38℃までの熱の場合は、解熱剤は使わずに水分や栄養を十分にとって休むようにした方がいいでしょう。ただし、38~39℃以上の高熱の場合は体力の消耗を防ぐために、解熱剤を処方することがあります。 かぜの時にお風呂で体をあたためることは、免疫力を上げることにつながるため、入浴はかまいません。ただし、高熱が出ている時や疲労感が強い場合には無理をしないようにしましょう。また、熱いお湯や長風呂を避けて、湯冷めしないようにしましょう。入浴の前後にはしっかり水分補給をしましょう。
かぜの時にお風呂で体をあたためることは、免疫力を上げることにつながるため、入浴はかまいません。ただし、高熱が出ている時や疲労感が強い場合には無理をしないようにしましょう。また、熱いお湯や長風呂を避けて、湯冷めしないようにしましょう。入浴の前後にはしっかり水分補給をしましょう。